最近、流行っているノロウイルス

≪ノロウイルスによる感染性胃腸炎について≫

最近、色々な保育園などでノロウイルスによる感染で胃腸炎を起こす事が多くなっています。

ノロウイルスは感染経路がはっきりしません。また、人から人に空気感染を起こします。ノロウイルスは小さい菌で少しの菌でも発病します。二次感染の予防が第一です

≪二次感染防止の為の基本的事項≫

・手洗い、うがい 食中毒(ノロウイルス)の予防対策のイラスト🎨【フリー素材】|看護 ... 

・外から帰った時のうがい、手洗い。トイレの後、調理前、食事の前など、必ずせっけんで手、手首まで十分に洗いましょう。(せっけんではノロウイルスの感染力を失わせることは出来ませんが、ウイルスが手指から剥がれやすくなります。)

・嘔吐物などの処理≪0.1%の塩素系消毒液の作り方、500ミリリットルのペットボトルに対してボトルのキャップ2杯(家庭用漂白剤)≫ 嘔吐物や便で汚れた衣類やシーツなどの寝具は、塩素系漂白剤につけた後に洗濯しましょう。(色物などの脱色に注意)又じゅうたん等の時はスチームアイロンなどで熱処理してください。(ノロウイルスは85℃で1分以上の熱処理で死滅します。死滅しないとウイルス菌は空気中に飛び散ってしまいます。)

・≪0.02%の塩素系消毒液の作り方、2000ミリリットルのペットボトルに対してボトルのキャップ2杯≫

・嘔吐物は、素手で触れないように気をつけながら、ティッシュペーパーや使い捨てできる布などできれいにふき取り、吐物をビニール袋に入れて、外に漏れないようにして捨てます。その時は、ティッシュペーパーなどに直接塩素系消毒液0.1%をかけてから始末をする。吐いたところは、塩素系消毒液約0.02%に薄めてペーパータオルなどに染み込めせてふき、30分から1時間くらいたったら最後によく水拭きをしてください。

・下痢の症状の有る時の入浴は、シャワーだけにするか、最後に入浴するなどして感染を防いでください。お尻はせっけんをつけて、ていねいに洗いましょう。

・その他、嘔吐したり下痢の症状のある時には、他の人とタオル等の共用はしない、食器類も同じく共用しない。

≪ノロウイルスによる胃腸炎の症状について≫

・感染後1日~2日で発病する。  

・吐き気、嘔吐、下痢、腹痛。下痢は激しく、水様便が数回続きます。

・下痢、嘔吐は、軽いときは1日~2日でなくなりますが、体内にはウイルスが1週間~2週間残っており、まれに6ヶ月近く保菌して大便で排泄される事もあります。(症状が無くなったからと安心しないで二次感染予防をしっかり守って下さい。)

・感染経路はわかりにくいですが、経口感染がほとんどです。

・乳幼児、高齢者や体力の衰えている方は重くなることもありますので十分に気をつけてください。≪二枚貝等を調理する時は十分に火を通して調理してください。

。消毒用エタノ―ル(アルコール消毒)は、効果はありませんので気をつけてください。

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